行政書士に3ヶ月くらいの勉強時間で、それも独学で挑戦することは、どれくらい現実味があるかといえば……「相当に要領よくなること、自分を最後まで信じて3ヶ月間走り抜くこと」が前提だといえます。
……これから紹介しますが、いろいろな手段や保険を用意しておくことも忘れてはいけません。行政書士の独学を3ヶ月でやろうと思うなら、正直なところ超過密スケジュールです。プライベートなことはいっさい放棄する覚悟がないといけません。しかし、「たった3ヶ月の辛抱」だと思えるなら、「万馬券を狙うような覚悟をできる」と思えるなら、以下に説明するスケジュールでやってみてもいいでしょうか(ただし、注意にあたる部分までよく読んでください)。
行政書士試験から3ヶ月前となると、8月頃ですね。(実際にときどき、3ヶ月の独学で受かったという成功例が語られることがありますが)本当に3ヶ月で行政書士に受かるなら、未経験の独学者は急ピッチですべてを切り回さないといけません。(こちらのページで説明している、「3段階に分けた勉強法」を先に参照してください)。
勉強時間が3ヶ月くらいの場合の推奨スケジュール
第1段階
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7月末~9月まで |
7月末から8月の初めくらいからスタートして、9月中には終わっていないと
いけません。
・テキストを意識して速読すること ・過去問をなるべくスピードを出して解いていくこと この2点が軸になりますが、両方を同時に進めるくらいの意気込みが必要です。
過去問はともかくとして、テキストや参考書類は正直なところ、 よく読んでいる時間はないはずです。 しかし穴があちこちにあることを自覚しながらも先へ行くほうが妥当でしょう。 |
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第2段階 | 9月から10月初め |
模擬試験は、なるべく1回は受けに行ったほうがいいでしょう。
予想問題集等を買ってやるような余裕はほとんどないでしょう。 無理なら固執しないほうがいいということになります。 過去問を徹底的にやるほうが無難な結果になることが多いでしょう。 |
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第3段階 | 10月初め~試験前日 |
試験まで残りの1月ですね。ただし3ヶ月計画では、第2期と第3期の違いは
「正直なところない 「重複してしまう」ということのほうが多いでしょう。
まとめや弱点の対策をやる余裕が数日でもあれば、とにかく猛スピードでやる。 というイメージになります。ちなみに…… 試験当日に持っていくテキストやノートくらいは完成させたいところです。 |
3ヶ月をどう使うか
「3ヶ月なんてあっという間」ですから、途中で「やっぱり無理だろう」と思えてきても他の方法に切り替える余裕も正直少ないでしょう。
とはいえ試験直前まで「単発講座等を受講して弱点をカバーする」といった努力はできますし、そういった講座を利用することで、落ちたときに、次回に備えて対策を立てるときにいい材料を獲得することにもつながります……「保険」と呼ぶこともできるでしょう。
いずれにしても、本当に3ヶ月の独学で行政書士を受けるなら、相当の覚悟は必要ですし、自分に適性があるかどうかを先に見極めることも必要です。
こちらのサイトでの説明を参考にして、破綻した独学で勉強時間を浪費しないように、行政書士の合格をどうすれば見えてくるかよく考えるようにしましょう。