行政書士の資格試験では、法律に関する問題が多く出題されます。そのため試験勉強も法律に関する勉強が多くなります。専門的な用語が多く、理解することが難しい法律問題を理解するには、分かりやすいテキストが必要です。そこでよりよいテキストの見極め方、テキストを選ぶ際のポイント、そして有名講座のテキストについて解説していきましょう。

行政書士試験の勉強にテキストは最重要

行政書士試験は毎年1回しか行われず、しかも出題範囲が広範囲にわたることで知られています。出題科目の大部分で法律や憲法に関する知識を求められるため、行政書士試験に合格するには、憲法と法律を単純に暗記するだけではなく、なぜそうなるのか、どのように適用されるかなどもしっかりと把握していなければいけません。

そこで重要になるのが、こういった法律や憲法の理屈を丁寧に解説してくれる参考書の存在です。行政書士試験を目指す場合、多くの方が予備校に通学したり、通信講座を受講したりするかと思います。

こうした予備校や通信講座で提供されるテキストだけでは不十分な場合、やはり書店などで市販の参考書を吟味し購入することになります。しかし書店に行くと行政書士試験対策の参考書や問題集が数多く並んでおり、今度はどの参考書、問題集を選ぶかで迷ってしまうことでしょう。

行政書士の資格を目指す以上、最重要ともいえる参考書、テキスト、問題集などの見極め方をご紹介。この見極め方は、予備校や通信講座を選ぶ際、どのようなテキストが使われているかで判断する際にも活用できますので、ぜひ覚えておきましょう。

テキストの見極め方

テキストを購入するということは、行政書士試験の勉強において、困ったときに頼るためという方が多いでしょう。そのためポイントとなるのはまず何といっても見やすさ、読みやすさです。

見やすさや読みやすさを度外視すれば、最高の参考書は六法全書ということになります。しかし六法全書では、知りたい知識を迅速に探すのは難しく、そのために六法全書から行政書士試験にかかわる部分だけをピックアップし、さらにそれをわかりやすく解説しているのが行政書士試験対策の参考書ということになります。

実際にどの参考書がいいかは、勉強をしている方のレベル次第です。法律や憲法に関する知識がまったくなく、初めて勉強をするという方は、入門書のような参考書がいいですし、すでにほかの法律系の資格を持っているほど知識がある方は六法全書でもいいかもしれません。

自分の知識レベルや勉強法、スタイルなどにあった参考書を選ぶのが非常に重要ということになります。

とはいえ、これだけでは見極め方にはなりませんので、特に注目したいポイントをいくつかご紹介しましょう。

色の使い方に注目

参考書としてテキストを使用するのであれば、白黒のものよりカラーを使用しているほうがおすすめ。できればフルカラーで何色も色を使っているテキストを選びましょう。カラーのテキストを選ぶ場合は、できれば中を見てから判断するのがおすすめです。

フルカラーといっても色の使い方が上手にできていないと、反対に読みづらくなってしまいます。また、読みづらいまではいかなくても、重要なポイントが目立たないデザインになってしまっているものは少なくありません。

フルカラーを上手に使い、さらに大事な部分が際立つようなデザイン性のテキストが一番使いやすいでしょう。

図や表で見やすく解説しているか

行政書士試験対策のテキストは、勉強する内容が条文中心になるため、どうしても文字量が多くなります。文字だらけのテキストは読みづらく、また探しているポイントを見つけ出すのも難しくなってしまいます。

そこで視認性を上げるために、要所で図や表、イラストなどを効果的に使用しているテキストがおすすめです。ただし図や表、イラストの量が多すぎるものには注意しましょう。行政書士試験の勉強範囲は広く、図やイラストが多くなるとテキストもどんどん分厚くなってしまいます。

こうなると自分の探しているポイントを見つけるのが難しくなり、あまり開かなくなってしまう恐れがあります。あくまでも適度に図や表、イラストが用いられているのが理想です。この点も自身の目で内容をチェックして判断するようにしましょう。

適度に空白箇所があるか

意外と見落としがちなポイントが「空白」です。行政書士の勉強をしていると、テキストにメモを書き込みながら勉強をする機会が多くなると思います。大事な部分に自分で一言付けたしたり、似た内容の条文と勘違いしないようにメモを残したりと、テキストに直接書き込むことで覚えるというのは大事な勉強法です。

そのため多くのテキストは、一定量の空白部分を設けており、そこに自分の言葉でメモを書き込みながら勉強できるようになっています。

ある程度メモ書きをできるような空白部分があるかどうかにも注目しましょう。

有名講座のテキストは?

書店などでテキストを選び際の注目ポイントをいくつか挙げてきました。これらのポイントは予備校や通信講座で使用するテキストにも、そのまま活用できます。大手の予備校や通信講座では、オリジナルのテキストのサンプルをHPで公開しています。そんなサンプルを見ながら、有名予備校、通信講座のテキストをチェックしてみましょう。

TAC

資格取得の予備校として有名なTACのテキストは、白黒印刷の1色刷りといわれる冊子になります。上でも触れたとおり、カラーのほうが見やすいため、この点ではやや割引が必要といえるでしょう。

ただし1色印刷のメリットとして、赤ペンを引くなど、自身で重要なポイントを見つけ出し、マークするには非常に適しています。このあたりは好みの分かれるところかもしれません。

図や表は適宜使用されており、特に要点をまとめるような場合によく見受けられます。過度に使用していない点では非常に好感が持てる作りといえるでしょう。また、本文は横書きなのですが、ページの80%ほどの幅しか使用されておらず、本文の右側に大きなスペースを確保しています。

このスペースがいわゆるメモ書きスペースとなっており、本文中で気になる点があればすぐにメモが取れるようになっています。空白箇所がページ全体にあり、非常に使いやすい印象のテキストになります。

フルカラーを使用していないという点で、やや上級者向けの印象があるテキストといえるでしょう。

クレアール

大手通信講座のクレアールのテキストは、文字がびっしり書き込められている印象を受けるテキストとなります。TACと違い、白黒に赤を加えたいわゆる2色印刷という印刷方法で、赤文字を使用しているので、印象はかなり明るくなります。

ただし、パッと見たところ赤文字の分量が多く、どこが本当に大事な部分なのかが目立ちにくい印象。文字量の多さも含め、手軽に使えるという印象はあまりありません。

空白部分はひとつのテーマごとに1/2ページほどが最終ページに設置されています。およそ5~6ページの内容に対して1/2ページですので分量的には十分といえるでしょう。ただし、解説している部分と空白部分が別のページになるケースが多く、やや使いにくい印象は否めません。

表はある程度使われていますが、慣れるまでに時間がかかる印象で、初学者にはあまりおすすめできるテキストではないかもしれません。ただし、文字量は多く、情報量は多いかと思いますので、ある程度法律知識のある方などは使いやすいかもしれません。

フォーサイト

最後のご紹介するのが人気の通信講座フォーサイトのテキストです、フォーサイトのテキストはフルカラー印刷になっており、非常に見やすいデザイン、レイアウトになっています。多くの色が使われているものの、どの色がどの役割ということがはっきりしており、色の使い過ぎで見づらいということになってはいないのが特徴でしょう。

図や表、さらにイラストなど、各見開きごとに配置されている印象で、パッと見ただけで内容が理解しやすい構成になっています。気になる空白箇所も各見開きに設置。その見開きの中で気になる部分のメモを残せますので、非常に使いやすい空白箇所を言えるでしょう。

全体的に見やすく、理解しやすい構成になっており、特に初学者の方には非常に心強いテキストになるという印象を受けます。もちろんある程度法律知識がある方でも十分活用できる濃い内容の部分もありますので、どんな方でも使いやすい、おすすめのテキストといえるでしょう。

テキストは何度も読み返す大事な教科書

予備校に通学される方にとっても、通信講座を受講される方にとっても、テキストは非常に重要な存在です。特に通信講座を利用する場合、講師の授業を直接受講できるわけではありませんし、講師に直接質問するのも簡単ではありません。頼れるものはテキストのみという状況で勉強をしていきますので、テキストの内容はもとより、そのデザインや構成にも注目して通信講座を選びましょう。

まとめ

行政書士試験を目指す方にとって、テキスト、参考書、問題集というのは非常に重要なアイテムとなります。カラーの使い方、図や表の配置、メモ書きができる空欄などに注目し、自分の勉強スタイルや知識量にあったテキストを選びましょう。

テキスト選びは通信講座選び、予備校選びにおいても重要ポイントです。法律や憲法に関して勉強する必要がある行政書士試験の勉強は、何度も同じ部分を繰り返し読むことで実力をつけることになります。見やすい、理解しやすいテキストでなければ何度も繰り返し読むことはできませんし、繰り返しの回数も増えてしまいます。

特に通信講座を選ぶ場合、普段自宅学習をしている間は、頼れるのはテキストのみです。見やすいテキスト、わかりやすい解説が載っているテキスト、メモ書きなどがしやすいテキストに注目して講座を選びましょう。

この記事に合わせた多くのサンプルテキストを確認しましたが、もっとも使いやすいテキストはフォーサイトのテキストで間違いありません。初学者から受験経験者まで、多くの方にとって使いやすい構成、レイアウトになっています。

ぜひ一度フォーサイトのHPからサンプルテキストを確認してみてください。そして興味のある方はHPから資料請求も可能になっていますので、検討してみてはいかがでしょうか。

フォーサイト行政